原発事故後、飯舘村は全村避難となり6,200人もの住人が村を追われ避難生活を強いられている。
「当事者の目線で、自分が実際に味わっていることを伝え、後世に残さないとだめだ」
飯舘村で酪農家として、家族とともに暮らしてきた長谷川健一さんは
ビデオカメラを購入し、独学で撮影をはじめた。
長谷川さんが伝える、「あの日」からの日々の記録。
「飯舘村 わたしの記録」は福島映像祭2013で劇場初公開となったドキュメンタリー映画です。2011年4月中旬にビデオカメラを購入し、記録を続けてきた長谷川さん。ホームビデオで撮影された映像には、テレビでは描かれることのない視点から、震災・原発事故から変わりゆく暮らしが静かに映し出されています。本作品は2011年4月23日から8月23日までの4ヶ月間に撮りためられた約37時間に及ぶ映像を、OurPlanet-TVによる協力のもと68分にまとめました。当事者が自らの思いを伝える意味、ジャーナリズムとは何かを問いかけます。